障がい者グループホームを運営していると知り合いからよく「障がい者グループホームは儲かるんでしょ」と聞かれます。
それは、ここ2~3年の間にコンサル会社が「誰でも運営出来て儲かる」と言うフレーズで宣伝をたくさん出しているので、インターネットで検索するとたくさん出てきます。
では実際のところは儲かるのか?儲からないのか?どちらかと言いますと(個人的な感想)
どちらもあり得ると思います。
理由は手間がかからないようにすればある程度利益が出ますが、あれもこれもすると経費がかかり過ぎて儲からないとなります。 あんばいですね。
例えば、きちんと支援する事によりではし入居者様ご自身でお洗濯が出来る方に、ご自身で洗濯をするように誘導支援するのは時間と手間がかかります。それよりも世話人がさっと洗濯をした方が早くて手間がかかりません。そしてきちんと洗濯も出来ているので問題ありません。
が・・・本当にそうでしょうか?
それを繰り返すと、出来ていた事がだんだんできなくなってきます。ご本人様にとってどちらが良いでしょうか。
そうなんです、本当にきちんと自立を促し支援するのは手間と時間がかかるんですね。
すると職員が面倒なので他のグループホーム(楽なところ)に転職したり賃金アップを要求してくるようになります。でもそれに屈しているとただお預かりしているだけのグループホームなってしまいます。なので多少のコストアップを覚悟しても「支援の質」を重視したホーム運営を目指していきます。するとコスト高で利益は低いとなりますのである意味しして儲からないという事も言えますね。
外部からはなかなか見えにく部分ですね。世話人がちゃちゃっとお世話をすと何かをし忘れていたという抜けもないのでぱっと見は良いグループホームにみえます。
もし近々グループホームの入居を考えておられる方がいらっしゃいましたら、関連支援業者様に訪ねてみるのも良いかもしれません。
例えば、ガイドヘルパーさんなどは、あちこちのグループホームに関わっていますので聞けるのであれば、何気なく聞いてみるのも良いかもしれません(^-^;
そして注意しなければいけない事は、数年もの運営実績があるから大丈夫だと思われない方がよいという事です。運営のやり方に新しい古いは関係ありません。
今は、グループホームの数も増えてきておりますので慌てず検討してみましょう。
「運営の質やちょっとした支え」が大事ですね!
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