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執筆者の写真グループホーム ライフエール

障がい者グループホームは不足しているのですが・・・

今週は、大阪の北摂地域(箕面市・茨木市・高槻市・島本町・豊中市・吹田市・摂津市)と兵庫県三田市の役所関係と事業所へ挨拶周りに行ってきました。


どこの事業所でも一致していたのは「グループホームは不足している」と言うことでした。これは川西市でも同様です。しかし実際にグループホームをオープンするとすぐに満室になるという事はありません。協会の会員さんにも先日のセミナーの時に伺ったのですが、4部屋を満室にするのに平均6か月間くらいかかっています。当ホームも同様の進捗具合だと思います。

では何故?グループホームが不足しているのに満室にするのに時間が必要なのかという事ですが、当ホームの場合を書いてみます。(他のホームは違うかもしれません)


1.ご紹介を頂いても、既に入居されている方との相性が合わない。  例えば、当ホームには区分6や5の方が既に入居されておりますので、区分の軽い方とのマ

 ッチングがうまくいきません。

2.ご本人様が入居体験前・体験後において自立する踏ん切りがつかない。

3.体験入居したが、他害などがありグループホームの生活になじまない。

4.入居体験も問題なくうまくいったが、ご両親が子離れできない場合。


上記の4つが、当ホームではなかなか入居契約に結び付かない4大問題です。まだオープンして3か月程なので今後は変化するかもしれませんが1番問題なのが4番の「子離れできない」事です。グループホームへの入居はご本人様がなるべく年齢の若い時点で入居されるほうが、環境の変化対応や成長も早いので少しでも年齢の若い時に共同生活で自立生活を送ることをお勧めしますが、親御さんがなかなか子供さんを手放しません。

入居させても

度々会いに来たり、携帯電話を毎日かけてこられる方がいらっしゃいますが、これでは全く子供さんが自立しません。このような場合当ホームでは入居契約を解除してご自宅へ帰ってもらうようにしています。もちろん何回もご本人様とご両親と話し合っても変わらなかった場合の事です。

親御さんが高齢の場合、長年面倒を見てきた子供が急にいなくなる事によって認知症を患う場合もありますので大変難しい問題です。


この問題は、これが正しいという解決策はないかもしれませんが、各事業者との連携を重視していく事が必要です。当社は高齢者福祉も運営していますので今後の課題として障がい福祉と高齢福祉の連携を図っていきたいと思います。




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