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執筆者の写真グループホーム ライフエール

自立した生活と「依存」とは?

障がい者グループホーム(共同生活援助)の役割の一つとして「入居者様が穏やかな生活を送れるように支援する」と言う事がありますが、もう一つ大事な事は「入居者様が自立して生活できるように支援する」と言うものがあります。


ネットで「自立」と調べると自分以外のものの助けなしで、または支配を受けずに、自分の力で物事をやっていくこと・・・などなどと書かれている例が多いですね。

要は「依存しない」と書かれています。


ところが、ある障がいをお持ちの方がブログを書かれております記事を読みますと全く反対の事が書かれていました。


その内容は、私たちが自立するするには「たくさん依存出来るところ」をつくるだと書かれておりました。障がいを持った者が依存しない(出来ない)といつまでも自立出来ないという事ですね。

どうしても出来ない事について自覚し、「お願いする・相談する・聞いてみる」などしっかりと依存する方法を見つけておく事が自立の第一歩と言う事ですね。


確かにグループホームの生活においても、わからない事を聞く事が出来ない・聞き方がわからない方がいらっしゃいますので、結局職員が気をまわして〇〇は出来たの?〇〇はやったの?〇〇は出来たの?となります。


グループホームのなかでは、入居者の事をわかっている職員がいますので問題ありませんが、初めての場所ではどうでしょうか?かなり心配ですよね。正しい依存の方法を知っていると確かに安心ですよね。


ですから、グループホームの支援とは、単に個々の特性を知って支援するのではなく、入居者様がご自身で「わからない事・出来ない事を聞いてくる」事が出来るように支援するのが正解ではないかなと思いますね。もちろん当ホームでは既に取り組んでいます。


繰り返しになりますが、「依存」と書いていますが、なんでもかんでも他人にやってもらう依存ではなく、自分がやる為の「依存」になります。これぞ自立です。

イメージ写真です。







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