知的障害であれ精神障害をお持ちの方であれ、楽しい事は楽しいし嫌な事は嫌なんですね。当たり前の事なんですけど。
特に知的障害をお持ちの方は、うまくコミュニケーションをとれなかったり、ご自身の思いを上手に伝える事が出来なかったりします。あまり文句を言っているところを見る事もありません。ですからグループホームで世話人や支援員が適当な対応をしてもその場で問題になる事はありません。
しかしそれでは終わりません。入居者様は皆さん正直なので、翌朝の態度でしっかりと夜間の出来事が現れます。具体的には世話人さんと楽しい時間が過ごせた翌朝は皆さん笑顔で穏やかですが、世話人さんとうまくコミュニケーションが取れないまま翌朝を迎えると、みなさんのテンションが異常に低かったり、作業所へなかなか行かなかったりとはっきりと態度に出ます。ですから世話人さんがまだ仕事に慣れていないんだな?とか、入居者様への対応が間違っているのではないかとか?とか問題点がはっきりと出てきます。
ですから、その問題点が解決すると入居者様はすぐ笑顔になります。本当に正直ですね。
嫌だったら嫌な顔 嬉しかったら笑顔になってくれます。駆け引きがありません。
当ホームに勤務している職員の一人ですが、前職は福祉とは全く関係のない仕事をしておりましたが、駆け引きのある業界で疲れてしまい福祉の業界に飛び込んできたが、みなさん本当に素直で駆け引きがないのでやりがいがあると今は楽しんで仕事をしていると言っている職員がいます。私も本当にその通りだなと感じます。
ですから、グループホームを検討しているがうまくコミュニケーションが取れないのではないかと不安をお持ちの方もたくさんいらっしゃると思いますが、思い切って一度体験入居でも良いので一度チャレンジしてみてください。新しい発見があるかもしれません。
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