初めて障がい者グループホームを探している方はもちろん、既に障がい者グループホームに入居されている方も是非確認してみてください。
実はグループホームの運営に関しては、職員の配置人数に関しては細かい規定がありますが、それ以外はホーム任せになっています。
それは、どのような事かと言いますと規定通りに職員を配置して、食事を出して、お風呂に入れて、洗濯していれば誰からも文句は言われません。しかしこの基本的な部分がホームによって大きな差があるという事です。
前回も少し触れましたがもう一度確認事項をかき出しますね。
①食事について
手作りできちんと栄養バランスも考慮されえているか?
お弁当やレトルトの食事を毎回出されているホームがありますが、確かに栄養バランスは
取れているようですが、毎日食べたいですか?便秘になりませんか?と言う事です。
②お風呂のお湯の入れ替え
前回も書きましたが、意外とお風呂のお湯を一人づつ入れ替えているホームは少ないよう
です。足したり半分だけ入れ替えたりしているようです。衛生面もありますので必ず
一人づつお風呂のお湯をすべて入れ替えるホームを選ぶようにしましょう。
③洗濯物について
他人の洗濯物と一緒にまとめて洗濯機に入れているところがあります。自分だったら他人
の下着も一緒にまとめて洗われたらどうですか?やはり一人分づつ洗わないといけないと
思いますね。
④土・日・祝日の対応について
就労先がお休みの日は、入居者様は基本的に1日中ホームに居ます。ご自身でお出かけが
出来る方は問題ないですが、出来ない方はどうやって過ごされているかという事です。
当ホームでは、ガイドヘルパーさんを利用してもらったり、利用できない方は当ホームの
職員が散歩等に連れていきます。また女性棟ではみんなで夕食の食材を買いに行き、一緒
に夕食をつくたっりと目的をもって生活をしています。
⑤サービス管理責任者が常勤か(専門知識・経験のある方)
法的には「サービス管理責任者」は非常勤(パート)でも可です。しかしながら「専門知
識」を一番もっているのはサービス管理責任者が持っている事が多いです。
その「要」と言える専門家がパートで週に数回ホームに来るだけで、専門知識に乏しい
世話人や支援員任せでどれだけ入居者様が「成長」するでしょうか?
実は、この部分がものすごく大きいんですね。
ご家族で長年過ごされてきた方ほど、ご本人ができる事もご両親が先回りして済ませてい
る事が多く簡単な事が出来なくなっており、ご両親も「この子はこれが出来ない、あれが
出来ない」と言ってこられますが、ホームに入りきちんと教えると出来るようになる事が
多いですね。
また、出来ていた事も世話人が自分がやったほうが早いとかいう理由でやってしまう事が
あります。これは絶対にダメですね。その他たくさんやるべき事が多数あります。
これらの事に「気付き」「調整」できるのは、経験と専門知識が必須です。
これには、出来る限り入居者様と世話人の動きをしっかりと見る必要があります。
定期的にサービス管理責任者に夜勤してもらいます。すると入居者様の生活がもっとわか
ります。そして世話人の入居者様に対する対応が適切にできているかどうか夜勤で伺えて
きます。
などなど・・・多数ありますがホーム運営は奥がとても深いですね。
ホーム運営の基本は、自分が入居者だったら「嫌」な事をしない事が基本です。
Comments