今年に入ってからも近所に新しいグループホームがぽつぽつと出来てきていますね。
障がい者グループホームも許認可事業になりますので、許認可をとるには結構面倒な作業がいりますので福祉事業許認可取得を専門にしている行政書士の先生も増加していますから
お任せで書類提出をクリアすれば「誰でも」障がい者グループホームをオープン出来るわけです。経験は全く必要ありません。昨今では、「誰でもオーナーになれます」とか「安定収入」と言ったキャッチフレーズで障がい者グループホームフランチャイズの募集が増加しています。
しかし現実ははオープンしてからが難しいんですね。要は「ホーム運営」の部分です。
オープンするには行政の基準をクリアしないと許認可が出ませんが、許認可が取れてしまえば、ホーム運営はお任せになります。唯一「人員配置」の基準があるくらいです。
※人員配置とは入居される入居者様の区分によって職員の配置人数や支援時間など
が法的に決められています。
例えば、ホームのオーナーさんは福祉業界経験なし 管理責任者 福祉業界経験なし
サービス管理責任者 週2日~3日の勤務 世話人 福祉業界経験なし
どうですか?上記のようなグループホームにご家族を安心して預けたいと思われますか?
すでに数も年運営されているホームであれば上記のような条件でもさすがに慣れていますのでさほど問題ないと思いますが新規オープンだとちょっと怖いですよね。
でも、運営に関しての決まりはありませんから行政的にはぜんぜんOKなんですね。
少し前までは障がい者グループホームに入居される方は軽度の障がい者の方が対象でしたので、さほど専門知識がなくてもサービス管理責任者が非正規雇用でも運営が問題なくできたんですね。しかし昨今障がい者グループホームに求められているのは、軽度だけではなく中度以上の方の受け入れも行政からは現実的に求められております。
中度以上の方を受け入れるにはやはりそれなりの知識と経験がないと厳しいですね。
逆に、障害福祉業界未経験者が対応することによって入居者様にとって過ごしやすい環境ではなくなる可能性もあり得ます。
もし、区分中度以上でこれからグループホーム探しをされる方は下記の事を質問されてみては如何でしょうか。
①グループホーム職員の資格や経験の確認。
②どんなグループホームにしたいのか?どんなグループホームを目指しているのか?など
③グループホーム運営の「こだわり」や「方針」
④土日祝日の対応。
などなど当たり前の事のようですが、運営未経験であると結構難しい問題なんです。
運営に慣れてくると、当たり前に次は「こんなホームにしたいよね・・・」と自然とイメージがわきます。なので上記の質問にすっと答えられないホームはまだ運営経験が不足していると言えます。
まずは、現地見学し職員としっかりとお話ししてください。体験入居もお忘れなく。
Comments