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執筆者の写真グループホーム ライフエール

グループホームでの「自立」した生活とは?

当ホーム(施設)は毎月福祉協会で勉強会に参加しています。忙しい時期はZoomで現地に行かなくても勉強会に参加できますのでつくづく便利になったなあーと毎回感じます。

勉強会のテーマはより良いホーム(施設)運営をしていく為に必要な勉強をしますので毎回テーマが変わるのですがどのホームでも毎回出てくる共通の問題があります。


それは、「親離れ・子離れ」の問題です。

具体的には、ホームに入居し自立を目指しているにもかかわらず入居者様が毎週実家に帰ったり、親御様が毎週ホームに会いに来るという問題です。

障がい者グループホームと言うのは、短期間お預かりする場所ではなく親無き後も継続して地域で自立した生活を送る場所になります。

ここで重要な事は「親無き後」と言う言葉です。順番でいけば息子様・娘様より先に親御様が亡くなられるか高齢により面倒を見れなくなります。要はいつか実家に帰る事が出来なくなると言う事になります。

ですからご入居者様ご自身が「自立」した生活を送っていけるように早い段階から自立に向けて訓練をする必要があります。


自立で一番難しいのは精神的な部分が多いかと思われます。グループホームが今後ご自身が生活していく上での本拠地であり、様々な物事は親御様ではなくご自身が決めていくという入居者様ご自身の認識です。

もちろんすべての事を一人で決めるは難しいですから、各ホームには職員(世話人・支援員や管理者)がついており一緒に考えていく事ができます。

しかしその入居者様の成長を妨げているのが以外と親御様のケースが大変に多いのは他ホームでも同様でした。

下記に自立を妨げている行為を書いてみます。

①ホームに入居してからも毎週実家へ帰る(親御様が実家へ帰ることを拒まない)

②親御様が頻繁に会いに来る

③親御様が今までと同じように様々な事を入居者様に代わって決めている。

要は実家にいると時と同じ行動をされている事が問題になります。これでは入居者様ご自身が自立する事が残念ながら出来なくなってしまいます。


ここで言う自立は一人で生きていく事ではありません。何か困った事や迷った事を親御様ではなく職員にご自身で相談できるようになる事も立派な自立です。

分からない事があった時、すぐに親御様へ連絡を入れるのではなく職員へ「これわからないので教えてください」と言葉を発する事が出来るようになる事は大きな自立の一歩です。

まさに親離れ・子離れの一歩ですね。

ささいな事かもしれませんが、このような事を積み重ねる事によって「自信」がついて本当の自立を目指していく事ができます。


障がい者グループホームへの入居に際して、どこのグループホームがいいかな?と色々と探すのはとても重要な事ですが、それと同じくらい大事なことは親御様が大切な息子様・娘様の「自立」についてホームと一緒に考えていただければ幸いでございます。


まずは、最初にホーム職員へ相談してみてくださいね!!










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